War Front自身は現役時代G1未勝利という成績で、種付け料1万2,500ドル(約130万円)で種牡馬としてのキャリアをスタートしました。その後はご存知の通り、世界中でG1馬を23頭を送り出した名種牡馬となり、その種付け料は最高で25万ドル(約2,600万円)まで高騰しました。今年も種牡馬としての引き合いは高く、種付け料は15万ドル(約1,600万円)となっています。
上記の期待の初年度産駒より一足早く、輸入・持ち込み馬の中から初年度産駒が3歳となるAir Force Blue産駒が先週の競馬で2頭日本の中央競馬で出走しました。キトゥンズワルツ号が未勝利戦を優勝し、スラップショット号がデビュー戦を3着以下に4馬身と決定的な差を着け、クビ差の2着とそれぞれ好走を収めました。
Air Force Blue自身、初年度の種付け料は2万5,000ドル(およそ260万円)と決して、トップクラスの価格設定ではないものの、たった2頭の日本での出走馬がともに中央競馬勝ち上がりかそれに準ずる成績を残しました。
一つのデータとしてではありますが、2代父 War Front(=War Frontの孫)の日本における成績において、28頭の出走馬の中から1頭の重賞入着馬を含む21頭が勝ち上がり(75%)、平均1,393万円の賞金を獲得していることは心強い裏付けであります。