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いつもとは少し趣旨を変えて、今日は所属馬(出資馬)の毎日の頑張りを支えている育成場の裏方さんのお話を少ししたいと思います。



皆様には所属馬・出資馬の近況などを可能な限り動画や写真でお伝えしているのですが、それらを見て「育成場って綺麗だなぁ」と思われる方も少なくないと思います。
メンテナンスが行き届いていると言ってしまえば簡単に聞こえるのですが、綺麗に保つというのが馬にとって非常に重要であり、本当に大変な事なのです。



例えば、ボロ(糞)の掃除。
皆さんも競馬場のパドックで見かけると思いますが、馬は時と場所を選ばずボロをします。
育成場でも同じで、角馬場で速歩をしている時・屋内ダートコースに入る時など、拳くらいの大きさのボロをしながら馬が闊歩するのはごく当たり前の光景なのですが、ボロを踏んで馬が足を滑らせないように担当の方が調教の合間に綺麗に片付けます。



例えばコースや厩舎の維持・補修。
調教で馬が走った後の馬場は当然コースは凸凹します。そのまま放置したら走り辛いコースになってしまったり、凹みに足を取られて馬が怪我をしてしまう原因にもなるので、綺麗に均す必要があります。
屋内コースでは風が吹き込んで馬が驚くことが少なくないので、風が吹き込まないように補修が欠かせません、雪が屋根に多く積もった時はその後の落雪で馬が驚くので雪かきもします。こうした厳しい自然現象と1年中向き合っているので、屋根や外壁などは常にメンテナンスに気を配っていないといけません。



それ以外にもダート(砂)やウッドチップの入れ替え、牧柵や木々の手入れ、草刈り、馬が蹴って壊れた馬房の修理など、数え出したらキリがない程の作業を調教に支障が出ないように毎日行います。



例に挙げた作業はほんの一部なのですが、どの育成場でも一言では伝えられない努力があり、裏方さんのバックアップが馬の成長に大切な要素なんだと育成場に訪れる度に感じています。



こういった視点での報告も織り交ぜながら所属馬の成長をこれからも発信したいと思います。
(*もちろん、トレセンや競馬場にも同じように裏方さんの支えがあることは言うまでもありません)

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